コラム

Vol.17「人事評価制度の問題点とは?」

Vol.17 毎週土曜日は

経営者から見たキャリアについてお伝えします。

本日は第3回目! お楽しみ下さい。(^^)v

 

Today is a new day!

皆さんこんにちは!

自分の人生は自分で変えられる!

 

 

本日のテーマ

「人事評価制度の問題点とは?」

 

上司が部下を評価する

これが社会の当たり前である。

 

しかしながら「部下が上司を評価」する

こんな人事制度はあまり聞いたことがない。

 

既にGoogleなどでは

360度評価を取り入れ、

 

「部下が上司を評価する」

仕組みを意図的に取り入れている。

 

普通に考えれば

上司は部下に評価される事を嫌がるだろう。

 

なぜなら部下は上司の仕事を

理解していないので“評価”できないからだ。

 

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・会社はよくお客様の声を聞きなさいと言う。

・クレームのお客様を尊重しなさいとも言う。

 

お客様の声をたくさん聞くことで

”物事を改善”しようと努力する。

 

しかし残念ながらほとんどの企業では

「上司は自分のマネジメント能力」について

 

部下から痛いこと(フィードバック)を

言われる機会を設けようとしない。

 

当然ながら人が1番成長するのは

「フィードバック」である。

 

フィードバックのないところに

改善がないことは誰もが知っている。

 

しかしながら、

自分自身の「マネジメント能力」について

 

「マネジメントされる側」(部下)

からの意見がない事は、視点を変えれば

“独断と偏見”に陥りやすい。

 

また改善するための

ヒントやチャンスを得ることもできない。

 

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ハーバードメディカルスクール

名誉教授である“ハレーレビンソン”は

 

「目標管理制度も業績評価制度も、

部下がマネージャーを定期的に評価する

制度を伴うべきである」。

 

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確かに人事権と評価は別である。

また上司の全ての仕事を理解していなくても、

 

自分たちの上司が「良い上司」か

そうでないか、判断することは可能である。

 

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ハーバード大学

“デイビットマクレランド”の研究によれば

 

「部下に好かれようとする上司は

部下から評価されない」という。

 

なるほど。とても納得する結果だ。

 

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昔ある企業の

人事担当者と打ち合わせを重ねた。

 

新入社員が「できていないこと」を訪ねると

上司への“都合の悪い報告が遅れる”と嘆いた。

 

数日経って、あることを提案したが

いくら連絡を待っても返事が来ない。

3回連続で連絡しても連絡が来ない。

 

しびれを切らした

4回目にやっと連絡がついたが、

そのときあることに気付いた。

 

この会社は

新入社員が出来ていないのではなく、

 

指導をしている

この上司が曖昧な仕事をしていた訳だ。

 

しかしながら上司である本人は

全くそこに気づいていない。

 

とても残念な上司であった。(>_<)

 

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まとめ

本気で上司(管理職)を

育成しようとするのであれば、

 

リーダーシップ研修や

管理職研修も確かに重要だろう。

 

しかしながら

最も効果がある方法とは?

 

「部下から上司が評価される制度」

これを導入することである。

 

もし本気で強い企業を作りたいのであれば、

ぜひ「評価制度の変革」をしていただきたい。(^^)v

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